2011年9月1日木曜日

小動き

ゴールド、1820ドル台で底堅い動きとなっています。NY市場は株価続伸、引き続き市場のリスク許容度改善の流れが続きましたが、これをきっかけに大きく売られる展開とはなっていません。ただ、"短期的には"という書き出しですが、いわゆるsafe havenの需要が後退することが見込まれる、ということからレポート等ではさらなる調整局面入りを見通す内容もちらほら散見されてきており、マーケットの見方としてもこれまでの強気一辺倒という感じではなくなってきているようです。
ちなみに月間ベースでは8月は22ヶ月ぶりの大幅高とのこと。09年11月って今回以上に上がってたんですね、もはや印象も薄れていますが。

明けて1日のアジア市場ですが、引き続きインドや東南アジアなどの押し目での買い需要は今週に入っても見られることから、おそらくこの後も小動きとなることが考えられます。朝方から1820ドル台半ばでの推移が続いています。
COMEXや金ETF市場などでファンドが積極的なポジション解消を進めなければ大きく動くことは考えにくいことからも、やはり目立った動きはタイミングとしてはロンドン市場オープン直後、もしくはNY市場入り後に起こる可能性が高くなってきているように思います。
また、TOCOMも相変わらずで、特に強調すべき材料は見当たりません。今日はこのまま海外市場の写真相場となりそうな気がします。


TOCOM月間出来高、グラフで見ると改めて8月が活況だったことが分かります。
 






ゴールドは05年末-06年前半の異常な加熱状態にあった頃を除くと、03年頃まで遡らなければこのような取引量を記録したことなかったんですね。


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