ゴールド、反落し1780ドル付近まで下落。FOMC待ちでフロアトレード、それ以前のアジア、ロンドンと比較的静かな動きが続きましたが、クローズ後に公表された注目のFOMC声明で追加緩和が実施されたなかったことへの失望感から株価が下げたことなどがきっかけとなり、再び市場のリスク指向の流れが弱まったことから売りが出ています。
といっても下げ幅は限定的で、これをきっかけに短期的に基調が大きく崩れるようなことはないように思われます。
FOMC声明は保有国債の一部を期間が長めの国債に乗り換える方針を表明。所謂、オペレーションツイスト実施を表明しています。-「委員会は2012年6月末までに、残存期間6年から30年の4000億ドルの米財務省証券を購入し、同時に残存期間3年以下の財務省証券を同額売る意向だ」
ただ、、QE3では無かったのでドルに大きな悪影響を与えるには至っておらず、その後のマーケットでは安全資産との位置付け(消去法的な色彩も強そうですが)ドルは買われています。
景気に激しい下ぶれリスクがあることを認識しつつ、今回の措置により、「長期金利に低下圧力がかかり、広範囲な金融の状況がより緩和的になるのを助けることになる」というFOMCの政策自体は今のところ奏効しているように思われますが、市場に安心感が広がるには至っていない点を考えると、やはりゴールドもまだ買いでしょう。
繰り返し指摘しているように、この後も大きく下押す場面があれば積極的に拾っていくべき局面となると考えます。
TOCOMも今日は静かなままでしょうか。
欧州金融機関の長期資金調達コスト上昇しているような記事が出ていますが、海外市場もそうですが、まだこの程度のレベルではこれを材料に大きくポジションが動くなんてこともなさそうですしね。
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