2011年9月6日火曜日

ゴールド、あっさり1900ドル乗せ

ゴールド、強いですね。前週末に来週は再び1900ドル超えを試す可能性高いんじゃないか、と書いてましたが、週初めから同水準超えてしまいました。レーバーデーホリデーで米国市場が休場となり参加者が限られるなかでもロンドン市場では引き続き買われています。
目下の材料は欧州債務問題、ギリシャ国債のスプレッドが過去最高水準に達するなど再び懸念が広がるなかで、この動きがイタリア等周辺諸国にさらに波及、為替相場でのユーロ安などの動きが強まるなかでゴールド市場へ資金の流れが向いています。スポット相場の昨日の高値は1902.5ドルあたり、明けて6日のアジアンマーケットでも1900ドル付近での推移が続いています。

欧米市場の前週末からの反応を見る限り、早晩市場最高値更新を試すのは必至の様相です。
SGEは9日からマージンが引き上げを発表したことで、これによる調整の可能性は一応念頭に置く必要があるでしょうが、大きく基調が変わる可能性は現時点では考えづらいでしょう。引き続き下押す局面があればタイミングの見極めが重要ですが、拾っていくべきではないでしょうか。

TOCOMは今日も静かなマーケットでしょうか。やはり海外市場が取引時間中に大きく動かないと写真相場の展開になってしまいます。ゴールド:プラチナのストラドル(ゴールド売り、プラチナ買い)は短期的にゴールドがさらに大きく跳ねる気配があるだけにエントリーのタイミングが難しそうですね。ある程度のタームでポジションをホールドしておくつもりならば、ゴールド価格がプラチナを上回るレベルでポジション取れば最終的には利食い出来そうな気がしますが。


それから需給関係のニュースとしては、Freeport McMoRan社が操業するGrasberg鉱山が15日からスト入りするとの見通しを労組が示しています。ただ、カッパーはこの動きを今後材料視する可能性はあるものの、足許のゴールドの上昇にこれが拍車をかけるような影響を及ぼすことはないように思われます。

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