ゴールド、底堅いというか上値が重いというべきかロンドン勢が出てきてから昨日と同じ展開でいきなり売り込まれて20ドル近く下げています。ただ今1822ドル付近、アジアでは1800ドル付近では買われるという姿勢がはっきりしており、大きく崩れなければこの水準付近で押し目を拾えば現在のボラティリティを考えると日中だけでも10ドル幅で抜けそうなマーケットが続いていますね。
引き続き欧州債務不安という材料が大きくのしかかっており、ゴールド市場もこれをどうこなすかが注目されるわけですが、他アセットクラスのロスをカバーするためのポジションアンワインドのような動きは一定以上進んだと評価すれば、株価の一段の下落やユーロ圏国債のさらなる利回り上昇、外為市場でのユーロ下落の加速など、悲観論の高まりを示す動きがこれまで以上に強まらない限り、やはり一段の水準引き下げは考えづらいところでしょう。
それにしてもパラジウムが弱いですね。自動車産業の見通しが不透明感を強めていることなどが指摘されていますが、中長期タームでみれば絶対にプラチナよりも買われていい銘柄だと思うのですが。
ETF市場を経由した資金還流がどのタイミングで起きるかを見るのが一つの目安となりそうですね。
またBloombergに Mr. Richard O'Brien (ニューモントマイニング社CEO)が出てました。
中国の市場についての彼の評価というかコメント等々有りましたのでご参考まで。
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