NY市場では再びリスク許容度の低下が指摘される展開となり、株安のなかコモディティも幅広く売られています。カッパーは今年の最安値を更新する場面があるなど引き続きファンドからと見られる売りが続きました。
欧州債務懸念でこれまで買われていたゴールドですが、この日は売られました。こうなると判断が難しくなりますが、ファンドのロング解消が続くようだと数週間といったタームでは暫く上値が重くなる可能性は念頭に置く必要があるかもしれません。ただ、基本的にファンダメンタルズからは買われやすい状態が続いていることは間違いないと思われるので、やはり押し目は買い、というスタンスは維持でしょう。
引き続き、どのタイミングでゴールドETF市場に向かう資金の流れが再開するかに注目すべきタイミングだと思います。
【Platinum, Palladium ETP Demand Sustainable】
LBMAカンファレンスのニュースがいろいろと出ていますが、大きく見れば基本的にマーケットはブルで、ゴールドは年内に2000ドル超え、シルバーも50ドルをもう一度見る場面があるかもしれない、みたいな内容ばかりで、長期的にも来年も強い相場が続くだろうといったものばかりですね。
まぁ何というか無難(笑)
というわけで少し違うものということで、週末に出ていたNorilsk NickelのMarketing directorのコメントをご紹介。
ETFを介したPGM市場への投資需要は今後も継続するだろうと見ているようです。
"Earlier this year, when prices were volatile, there weren't great outflows, which is encouraging. And so while PGMs [platinum group metals] have not had a long history in ETPs, I'd like to think the behaviour of the investor is pretty similar to those in gold."
"There is also very strong price growth potential as, unlike gold, PGMs have a nearby floor at the cost of production,"
"This floor will increase over time, and we expect that is going to attract increasing investor demand."
だそうです。普段あまり注意して見てませんでしたが、年初来だと市場規模が拡大しているんですね。
で、そういった見方な上で今後のプラチナとパラジウムの価格差についてはさらに縮小傾向が続くだろうと見ているとも指摘しています。その主だった理由はロシアの国家在庫の放出が減少していることだそう。
この話、上記のLBMAカンファレンス等で議題に上がった時の参加者の反応を見ても意外なほどに関心が高いことが伺えるのですが、そのうち時間があるときに詳述使用かと思いますが、やっぱり残り少ないみたいですね。個人的にもプラチナ:パラジウムのレシオはさらに縮小するだろうと見ています。
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