2011年9月1日木曜日

Gold-Silver ratio may widen??

ゴールド、アジア・欧州市場は静かな動き。1820ドルを挟んで数ドルという最近のなかでは極めて小さなレンジで推移しました。引き続きアジアではフィジカル系からの買いなどもあったようですが、投資需要が活性化しなければ、やはり下支え要因とはなっても大きな上昇は見込み難いようです。
NY市場がスタートした後は jobless claims の減少などありましたがCOMEXオープンに合わせやや買われたものの1830ドルは抜けず。で、現在は1825ドル付近。

この後発表される主要経済統計の結果を見て金融市場がどちらに動くのかがポイントとなりそうですが、過度に楽観的な内容とならない限り大崩れはないと考えています。引き続き、押し目は買いというスタンスは維持でいいのではないでしょうか。
それから、TOCOMの日中トレードも予想通り静かな流れでした。ゴールドは日中取引の出来高が約2.6万枚。何もない1日だったようです。


Barclays wins Shanghai Gold Exchange membership
BarclaysがSGE (Shanghai Gold Exchange)のメンバーシップを取得したと発表されています。外資系では8社目(いずれも中国法人または支店)。その他のメンバーは Credit Suisse(Shanghai Branch) , HSBC, Standard Chartered, Bank of Nova Scotia(Guangzhou Branch), ANZ and United Overseas Bank です。
先日SHFE (先物取引所のほう)でANZがメンバーになったと発表されてましたが、ここに来て中国での動向が徐々に活発になってきているようです。

Gold-Silver Ratio May Widen As Silver Production Rises
HSBCがレポートで最近発表されたシルバーの新規鉱山供給の増加がゴールド-シルバーのレシオ拡大につながると指摘しています。(“Unlike gold and the PGMs, silver mine production has been robust, with most producers increasing output,” )
レシオは現在の44:1付近から50:1まで拡大すると見通しています。
メキシコの上半期の銀生産、188万トンでペルーの163万トンを大きく上回っています。ポイントはバイプロの生産増ではなく、銀鉱山の操業が活発だということでしょうか。
今年上半期のように投資需要に火がつけばまたシルバーの急騰もあり得る、と思いますが...。



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