Gold and silver fell on a free-fall ride on a Friday...
まさにそんな感じでしょうか。暴落です。
シルバーは一時30ドル割れまで急落、ゴールドも安値では1630ドル付近まで下げ、クローズではやや切り返したものの1658ドル付近。最高値更新した水準からゴールドは最大およそ15%下げたことになります。
きっかけはCMEのマージン引き上げ、ともいわれていますがファンドの売りが加速したことがやはり最大の要因でしょう。COMEXの12月は推定出来高が34万枚とO/I30万枚しかないのに1回転以上ポジションが動いたことになりますが、新規で売っている部分もあるでしょうが、それ以上に投げが加速したことで市場がパニック的な動きとなったことがこのような事態に至った上では大きいと思います。事実、ゴールドETFの残高ほとんど変化していないことがこれを示しているといえるでしょう。
金融市場全体で見れば、週末のマーケットは手がかり材料難から方向感のない動きとなったことを考えれば、この先いっそうの悲観論の高まりがなければ、株価下落等の補填のためのゴールドのポジション解消がさらに加速することは考えにくいと思います。
インドからの実需動向が鈍いなどの指摘も聞こえますが、シルバーやパラと同様に現在の水準を考えれば、その他産業分野の需要はこの価格水準では一定の動きを見せることが考えられます。
予想を超える幅の下げであることは確かですが、このような「異常な下げ」に材料があることを考えれば、その影響がさらに広範に及ぶことがないとすれば、やはり行きすぎた動きはその後の調整の幅を大きくするだけだと考えます。
週明けのマーケット全体の動きを注視する必要はあるでしょうが、ボラティリティが大きいなかでテクニカルリバウンドでの一定の戻りも期待しつつ、ゴールドはこの水準ではロングを積み増すべき局面だと考えています。
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