さて、来週のマーケットを展望ということで暴落した貴金属マーケットに関しても週末にいろいろとレポートやら出ていました。リバウンドを期待する向きはやはり多いようですね。短期的にはテクニカル面でも行きすぎたレベルである、といった内容の記事をいくつか見かけました。株価、為替相場に加えて急落した上海の非鉄のマーケットの動向等にも目を向ける必要があるでしょうし、とにかく週明けのアジアがどう動くかに注目ですね。
金融市場全体の方向性という大局的な見方をすると、株価の曜日別騰落率はリーマンショックが起きた08 年9月から12 月にかけて米国では水曜日、日本では翌木曜のパフォーマンスが極端に悪かったことが分かります。
どういった経緯でそうなったか、当時の市場の混乱した状況を思い返せば「たまたま」そうなったといわれればそうなのかもしれませんが、あらかじめ念頭に置いておいても損はないでしょう。
また、先週末に発表された米系金融機関のレポートは、最近のゴールド相場の推移が2000年のNASDAQに似ていると指摘しています。
"金相場の直近4週間の上昇率は16.0%(週当たり4%)と、既にNASDAQ の最後の4 週間(同3.7%)を上回っており、そのNASDAQは、2000年3月15日に5132.52 でピークをつけた後、25日線まで下落、ただ・・・(中略)、10 営業日後の3月24日に5000 を回復してきた。しかし、さすがに力尽きた格好で、その後暴落した。ゴールドは、8月23日に1900 ドル台に乗せたあと25日線まで急落、ただ、ここでサポートされる格好で9営業日後の9 月6日に再び1900 ドル台を試した。しかし、二度目のトライも失敗に終わり、その後1800 ドルを割り込んでいる。"
面白いアプローチですね。まぁ今後ゴールドがNASDAQと同じ軌跡を辿るとは思いませんが、備え有れば憂いなし、こういったデータも念頭に置いて対処したいところです。
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