2011年9月26日月曜日

乱高下

ゴールド、乱高下です。
アジア市場では午前中は1640ドル台で底堅さを見せたものの、午後にかけ再び地合いを軟化。株安、ユーロ安といった最近の不安定な金融市場の流れを受けて再び売りが優勢となると、あっという間に1600ドル割れを試す水準まで下落。同水準を割り込んだ後はオプション絡みの売りも出たことから棒下げとなり、一気に1540ドル割れまで急落しました。ただ、欧州勢が参加し始めた日本時間PM4時以降はユーロ安に一服感が見られており、短期的にテクニカル主導と思われますが切り返したことなどからゴールドも急速に地合いを引き締めており、今度はあっという間に1600ドルを回復。そのまま1630ドル目前まで値を戻し、現在は1615ドル付近で推移しています。
足許のボラティリティの高さを考えれば引き続き上下50ドル程度の動きは想定されるべき局面ですが、流石にこの値動きは荒っぽいと言わざるを得ないところでしょう。マーケットからは前週後半から欧州系の複数のファンドが売っている等々、ある程度確度の高そうなともいえる噂も色々聞こえてきますが、兎にも角にも方向性が出た瞬間にはそれをフォローしないと大やけど必至ともいえるマーケット環境です。積極的にポジションを持つのは難しい局面でしょう。

TOCOMのゴールドは500円以上下げたので大きくポジション減るかと危惧していましたが、取組高は13.3万枚と前週末の14.2万枚から減少幅は1万枚弱にとどまっています。スワップレートとの兼ね合いで当業者が積極的にポジションテイクしてこないということもありますが、個人投資家さんたちのマインド低下が最小限にとどまることを願うばかりです。

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