ゴールド最高値更新後に急反落。NY市場中盤以降は売りが加速し1875ドルレベルまで水準を下げています。
明けて7日のアジア市場でも積極的な買いは出ず、小幅な値動きとなっています。
引き続き欧州では債務懸念が影を落とすなかでリスク回避の動きが継続、ギリシャ国債の利回りが再び過去最高を更新するなど動きが広がるなかで、これをサポートに史上最高値を更新したゴールドですが、スイスフランの対ユーロ相場での上限設定の報を受け、NY市場では同ポジションを巻き戻す動きが加速。さらに追い打ちをかけるように株価下落により投機的なポジションのアンワインドが昨日のゴールドの下げの要因と見られています。
一旦は再び史上最高値を更新したことでこれで達成感からポジション解消が続くかどうか、まずはそれを見極める必要がありそうです。ただ、基本的なセンチメントが変わらない以上は一時的にリスク許容度の低下や他ポジションとの調整からロング解消の動きが続く可能性はあるものの、大きく基調が変わることは考えにくいでしょう。
やはり押し目は買い、であると思います。大きく下げた後は買い下がり覚悟でロングを積む局面ではないでしょうか。
TOCOMはゴールドは寄付き直後こそ少し買い気が見られましたが、その後は海外市場が小動きのため目立った動きなく静か。出来高も低調です。以前に指摘したように日中取引よりも夜間取引のほうが出来高が多いという状況が続きそうですね。
南アの鉱山会議所(Chamber of Mine ってこう訳していいのでしょうか…)が発表した11年Q2の同国ゴールド産出量は前期比6.4%増の47.56トン。前年同期比では1.8%減とのことですが、前年比マイナスの幅も小さくなってきましたし、そろそろこのあたりで底打ちでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿