2011年10月19日水曜日

Gold quickly rebound after sharp drop

ゴールド、NY市場序盤に大きく売られたものの、午後にかけて下げ幅縮小の展開。
再び市場全体に慎重姿勢が拡がるなかでFX市場のドル高基調などがトリガーとなり売り圧力が高まると、COMEXオープン直後にはスポットベースで1630ドル割れ水準までの急落局面もありましたが、売り一巡後は急速に地合いを引き締めNY市場クローズでは1650ドルを回復。安値から30ドル近く切り返しています。
ゴールドマンの四半期決算が過去12年で2度目の赤字となるなど新たに市場全体に影を落としそうな材料が出現したものの、これによる影響は見られず同社の株価も5%超上げるなど、引き続き市場の焦点が欧州の動向次第という状況下、この日は楽観論が優勢に展開しました。

久々に大きく動きましたが、結局大きな調整とはならず明けて19日のマーケットも1655ドル付近でスタート後小幅に値を上げ現在1660ドル台前半で推移。昨日の下げをすべて埋めきっています。大きな調整の可能性は低いということでしょうか。

CFTCのポジションリミットの制定など新たな懸念材料も出て来ていますが、基本的なマクロファンダメンタルズが支援的な現在の環境に大きな変化がない限り、やはり次第にトレンドバイアスはアップサイドに掛かり始めると考えています。


【CFTC approves new limit on commodity speculation】
さて、ちょうど今朝決定したCFTCの新規制可決のニュースです。。
実施時期は明らかにされていませんが、本格導入は来年後半にずれ込む見通しのようです。

採決は3対2の僅差。新規制の柱はこれまで対象外だった相対取引を含む包括的な建玉制限。期近限月に関しては受渡ができる現物量の25%、その他の限月物は市場の未決済持ち高が2.5万枚以下については10%、同枚数を超す場合は2.5%が上限になる。
同規制導入による影響を受けるトレーダー数は、期近物でみるとエネルギーで85、メタルは12、農産物は84としている。





すぐにどうこう、ということではないですが、長期的に効いてきそうですねこういう材料は。

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