ゴールド、続伸とはならず全体的に小幅なレンジで売り買い交錯の展開。
行きすぎた楽観見通しの修正か、イタリアの入札が不調に終わったことをきっかけに過度の楽観論は後退、これをきっかけにNY市場でエネルギーなどのマーケットが下げたこともプレッシャーとなりゴールドも5営業日続伸とはなりませんでした。
ただ、COMEXオープン前にこの日の安値となる1735ドル付近まで下げた後は下げ渋り、後半はじり高の展開に。クローズでは1744ドル付近まで戻しています。
来週も引き続き欧州債務懸念を筆頭としたマーケット全体の動向に振らされることになりそうですね。過度に強気になるような材料もないですが、再び悲観論が市場を席巻するような展開とならない限り早期に大幅な調整が入る可能性は低いと考えています。引き続き積極的なポジション取りは大きく下押す局面での押し目拾いを中心に臨むべきでしょう。
ちなみにこの日のゴールドETFのフローですが、SPDRやiSharesに動きはありませんでしたが、ETF Secなどの残高が増加。トータルで5万オンス増となり、週間ベースでも35万オンス増と大幅な資金流入超となっています。来週以降もこの傾向が続くか、さらにペースが加速するかどうか注目となるでしょう。
【Japan Gold Export in Sep.11】
月末ということで貿易統計からゴールドの輸出動向についてです。
歴史的高値を更新した9月、もう随分前のことのように思われてしまいますが、引き続き国内からは大量のゴールドが海外に輸出されています。
上旬、下旬で全く異なるマーケットとなりましたが、もし急落がなければもっと大量に輸出されていたんでしょうね、きっと。そういう意味でも来月発表される今月の数字は興味深いと思います。
9月の未加工品の輸出量は08年3月以来の高水準だった8月を上回り、およそ17.92トンでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿