ゴールド、小動きが続いています。
発表された米国の9月の雇用統計ですが、非農業部門雇用者数は前月比で10.3万人増と市場予想の6万人増を大きく上回りアップサイドのサプライズ。前月分も上方修正され、雇用市場の改善を示す内容となりました。この結果を受けて株価は先物が上昇しています。
コモディティ市場も全般にリスク許容度の改善が伺えるなかで広範に買われており、PGMは大幅続伸。パラも600ドルを回復しましたね。
ゴールドはアジア、ヨーロッパ市場前半を通じて1650ドル台での小動きに終始しました。同指標発表後にやや水準を上げたものの、スポットベースでは1665ドルで上値を押さえられたあと足許では小緩み再び1650ドル台前半。さて、再びコモディティ市場の上昇にサポートされる形で水準切り上げとなるでしょうか。
引き続き本格的な市場の基調回復にはボラティリティ低下とゴールドETF市場などへの資金流入の再会が必要との見方は変わりませんが、果たして市場のマインド回復で大きく切り返してしまうような展開となるかどうか注目したいところです。
【Gold price forecast: Mogan Stanley】
Gold will perform best among commodities next year and may rally to a record as investors seek to safeguard their wealth against slowing economic growth, according to Morgan Stanley.
ということで最近再び何かと話題のモルスタが昨日、ゴールドについて来年にかけて主要コモディティでもっとも堅調だろうといった内容の強気のレポートを出してました。
“With macro headlines threatening demand across the complex, we have become more selective about commodity exposure,”
で、なかでも
“Gold and silver are our top commodity picks heading into 2012.”
“Gold, and silver to a much lesser extent, are viewed as safe havens and store of value as well as the closest thing to a global reservc currency.”
"Gold has been the most resilient in past recessions”
という見通しだそうです。
ゴールドの価格見通し(12年)は従来から35%引き上げ2200ドル、シルバーも上方修正し50ドル。
さらに"Bull-case"では2464ドル、とこのタイミングでも強気の見方も示しています。
一方、オイルやカッパーの見通しを引き下げています。
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