2011年10月12日水曜日

再び上昇

ゴールド、底堅さを示した後、欧州市場で上昇。
アジア市場では底堅い動きとなり、1650ドルで下値をサポートされるなか目立った動きもなく推移。引き続きアジア需要家からと見られる買いも続いているようであり、市場のマインド低下がなければ今後も短期的に大きく崩れる可能性は低いように思われます。
TOCOMも海外市場に方向感がないだけに決め手難で出来高も低調。売買報告を見てもニューエッジが2万枚超の商いを記録してましたが、それ以外は軒並み1万枚割れとなっていました。終値では小幅に下げましたが、取組高も少し減っています。

ロンドン市場はこの後の銀行資本増強策の発表控え期待感から為替相場ではユーロ買いが進んでおり、主要コモディティが買われるなかゴールドもこれに追随する格好で買われています。ユーロ圏の8月鉱工業生産が予想外のプラスとなったこともポジティブに受け取られているようです。現在1685ドル付近、昨日の高値を超えました。
前日のNY市場でも投資家のリスク許容姿勢の改善が見られていますが、果たしてこのまま市場は落ち着きを取り戻すことになるのでしょうか。
ゴールドは少なくとも戻り待ちでショートする場面ではないと思いますが、コモディティ、それともsafe haven assetsとして米国債などをフォローするような動きとなるのか、まだ動向を注視する局面は暫く続くと思います。

【Gold price seen averaging $1,770 in Q4 -GFMS】
というわけでGFMSのPhilip Klapwijk会長がゴールドの価格見通しを示していました。
11年Q4はアベレージで1770ドルだそうです。強気ですかね、今の価格水準を考えると。
この先1800ドル台までの上昇はあるだろう、という見方なんでしょうか。それくらいないと出ない数字ですねこれ。
ちなみにシルバーは Between $30 and $43 an ounce ということです。
ゴールドがそういう見通しなのになぜシルバーのレンジはこんなに広いんでしょうか。
レシオは縮小する、と見てるんですかね。よくわかりませんが。

ニュース記事読んでいたらThomson Reuters GFMSって表記されていたんですが、ロイターが出資(傘下?)してるんですね、今って。
先日書いたグローバルヘッジブックの件でスポンサー変わったんですかね、と書きましたが引き続きSoc Genはスポンサー付いてました。(下記リンク参照)
http://www.gfms.co.uk/Market%20Commentary/SG-Hedge-Book/SG_GFMS_Global_Hedge_Book_Analysis_Q2_11.pdf

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