2011年10月8日土曜日

リスク回避の動きで下落

ゴールド、NY市場では終盤に下落。
9月の米雇用統計が市場予想を上回る好内容だったことから序盤は株価上昇、コモディティ市場も堅調推移と引き続きリスク選好の流れとなったものの、積極的な買いは続かず。フィッチによるスペインとイタリアの格下げを受けて、欧州債務危機が深刻化しているとの観測が強まり株価が反落すると後ゴールドも地合いを軟化し、COMEXクローズ後にマイナスサイドに転落しています。
やはりコモディティ的側面から買われているような流れのなかではゴールドは金融株急落やドル高など再びリスク回避の動きが強まるなかでは強地合いを維持するのは困難のようです。徐々にボラティリティは低下してきているものの、この日もETF保有残高に動きがなかったように本格的な上昇基調回帰にはまだ時間が必要ということでしょう。
引き続き1600ドル割れなど大きく売り込まれる局面があれば押し目を拾うべきと考えますが、積極的にロングを積み上げるタイミングは暫く先であろうと考えています。

下記は今週の主要ゴールドETFの残高推移です。小幅ながら残高は引き続き減少しています。
先ずはどのタイミングできちんと減少に歯止めが掛かるかを見ていきたいところです。

また、下段はCOMEXのファンド(マネージドマネー)のネットポジションと価格の関係を散布図で示しました。
今週のCFTC明細は後ほどアップします。









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