2011年10月18日火曜日

本格的な上昇トレンドへの回帰はまだ先か

ゴールド、NY市場では市場全体に慎重姿勢が拡がる中で他コモディティ同様に下落。
昨日はロンドン市場で一度は直近レンジの上限を上抜き1700ドル台回復を試したゴールドですが、やはり独自要因での具体的な買い材料の新たな出現もないなかでは積極的に買い進むような動きも続きません。
NY市場では朝方から株価がじり安の展開、午後にかけて下げ幅拡大という流れのなかこれに歩調を合わせる形で地合いを軟化しているところを見ても、やはり他市場の動向に振らされます。

下記チャートはETFSecuritiesのETFが保有する現物保有残高の週次推移です。
これに代表されるように先週からETF市場への資金流入が再開し始めていることを見ればやはり目先のトレンドはアップサイドと見てよいのでしょうが、本格的な上昇トレンドへの回帰はまだ少し遠いように思われます。
















【Hong Kong Starts Trading Gold in Yuan】
昨日書いた記事に関して、その後Bloombergにvideoがありました。
根拠もなくポジティブなのでは仕方ないですが、結構な勢いで活況のようですね。
中国のゴールドの囲い込み、なんてことが指摘される昨今ですが、さらなる市場の拡大が図れれば先物やその他海外市場にも影響は大きく及ぶでしょうし、面白そうな気がします。

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