ゴールド、1700ドル回復とはならず。
アジア市場、ロンドン市場とジリジリ上昇を続けましたが1695ドル付近で頭打ちとなると、その後は値を消し現在1680ドル台前半。なかなか思い通りには行かないですね。安値からもう100ドル近く切り返していることを考えても、さらなる何か大きな要因がなければやはりこの水準から一段の上昇は難しいということでしょうか。
ファンドが積極的に買ってるような動きもないですし、引き続きこの後のNY市場で再びリスク選好からリスク資産の上昇に付いて行く形で目先のレジスタンスを抜けられるかに注目でしょう。
【Hong Kong Starts Trading Gold in Yuan to Tap ‘Triple Demand’】
香港の貴金属取引所、金銀貿易場(Chinese Gold and Silver exchange society)が人民元建ての金取引を開始した、というニュース。
Bloombergは理事長のインタビューとして、人民元建て金の1日当たりの売買高は最大で60億香港ドル(約595億円)に達する可能性があると伝えています。
株安を背景とした安全逃避先としての需要から、金銀業貿易場の1日当たりの金取引高は今年に入って1360億香港ドルと、前年実績の310億香港ドルを大幅に上回っている、とのこと。
“It’s still the right timing,” Cheung said. “With the depreciation of the dollar and problems in the Eurozone, investors realize they want some other currencies that are safer like the renminbi. Gold can be a way for people to bet on the yuan.”
「投資家は金の強気相場と人民元上昇を享受でき、ほかの通貨建ての金資産を対人民元でヘッジすることが可能になる」
と、元上昇期待などを追い風に取引量は増加するだろうと楽観的な見通しを示しています。
外貨の問題から海外資本がなかなか参入できない中国市場ですが、HKMExでも人民元建て金先物の取引開始を計画していると今春伝えられていました。こういう動向ひとつ見ても暫くは同国でのバブル的な動きは続きそうですね。
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