2011年10月28日金曜日

Gold come back to $1750 level

ゴールド、続伸し1750ドル目前まで上昇。
欧州首脳がEFSFの融資能力拡大で合意に達したことが好感され為替相場ではユーロ高が加速、これをきっかけにNY市場ではゴールドも買い圧力が強まりました。この日は序盤から一本調子の上昇相場で1時間ごとに5ドル刻みでレンジが切り上がるような展開、終盤も米国株の堅調な流れなどを好感して戻りを売られることなく推移しました。
とりあえずは他コモディティ市場同様にリスク選好の流れのなかで広範にゴールドも買われるようです。ただ、注意しておかなければならないのは、こういった上昇はリスク回避の動きが強まった際には調整幅を大きくするということ。1600ドル台半ばからの上昇ペースが急だということで、再び短期的に下げる場面が合った際にはこの水準までテクニカル無視で下げる可能性があることは念頭に置くべきでしょう。

ゴールドETFはこの日は過去2営業日で急増していたSPDRが1.5万オンスとやや減ったものの、iSharesが1.27万オンス増でほぼ相殺。全体では0.5万オンス(≒約150キロ)と小幅に市場から資金が流出していました。

まぁ兎にも角にもマーケットは楽観的な機運が高まっているということで明るい週末を迎えられるんではないでしょうか。明けて28日のアジア市場でもゴールド、引き続き底堅い動きとなっています。中国系の買いはまだ続いている模様ですが、現物・フィジカル系の買い意欲がこの水準でさらに続くかどうかが、アジア市場での見所でしょう。

【Barclay's Gold and Silver outlook】
久々にバークレイズのSuki Cooper女史がBloombergに出ているのを見かけました。
ご参考まで。

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