ゴールド、市場のリスク許容度改善が続くなかで買われ、一時1680ドルまで上昇する場面もありました。
独仏首脳が銀行支援策の策定を公約し、ギリシャをユーロ圏内に維持する姿勢をあらためて示したのが背景と指摘されていますが、為替相場ではドル指数が1.5%低下、ユーロが2.4%高となるなどこれまでのドル高基調の反転が鮮明となっています。株価上昇が続くなかでコモディティ市場もこの日は広範に買われ、原油は2週間振りの高値水準まで戻しました。
ゴールドも序盤から底堅い流れが続き、COMEXクローズ後も上値を伸ばす流れとなりました。おそらくファンドらによる買いが要因でしょう。今週末発表されるCFTC明細ではおそらくマネージドマネーのロングが大きく増えてるんじゃないかと思います。
市場全体のリスク許容度改善が続くなかで、このような動きが本格的なゴールド相場の基調回復に繋がるとはなかなか考えにくいところですが、このまま一気に1700ドルを上回る展開となるかにひとまず注目したいところです。
ちなみにゴールドETFは大きな残高の変動はなかったですが、前週末時点のZKB(こちら週1でしか正式な保有量が報告されないのです)は10万オンスくらい増えていました。9月中旬以降のゴールド相場急落局面でも残高が増え続けています。
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