2011年8月20日土曜日

CFTC COTR as of 16-Aug11

19日のNY市場でゴールド相場は底堅く推移。朝方やや売られたものの、その後は株安やUSD/JPYが最高値更新したことが示すように、市場のリスク選考の流れが一向に上向かないことなどを背景に積極的な売りは手控えられたようです。1750ドルでサポートされるかが目下のポイントとなりそうですが、ヒストリカル、インプライドボラティリティの上昇を鑑みれば投資家のリスク許容度が回復による大幅な調整の可能性は念頭に置くべきでしょう。まぁ早晩調整局面入りの可能性は想定しづらいですが。
なお、週間ベースではこれで7週連続の上昇で、2007年4月以来の長期上昇局面になりました。急激な上昇に目が向きがちですが、気がつけば2ヶ月近く相場上昇が続いています。

【CFTC COTR】
19日に公表されたCommitment of Traders Reportsのダイジェスト

COMEXゴールドの非当業者ポジションはネットで20万0086枚となり、買い越し幅は前週比で3487枚縮小。同ロングは26万3954枚と同4566枚増だったが、ショートが大きく増加(8053枚)した。

昨秋にはロングが30万枚を上回る水準まで積み上がっていたことを考えると、まだ増加余地があるだけに、週後半の急伸局面で大規模なショートカバーがあったのかに加えロング積み増しが来週以降の統計で示されるかは注目となるでしょう。

COMEXシルバーの非当業者ポジションはネットで2万1928枚。買い越し幅は前週比3540枚増加した。8月上旬の調整でロングポジションの解消が続いたが、前週の上昇局面では一転してショートカバーが上昇の背景にあった模様。ショートは同2944枚減少。マネージドマネーのショートポジションは同1178枚減少している。

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