2011年8月29日月曜日

さて、アジア市場は

前週末のNY市場で再び急騰したゴールドですが、明けて29日の早朝のアジア市場ではやや売られています。TOCOMオープン前で現在1823ドル付近。5年前なら5ドル動いただけでも結構な騒ぎだった筈なのに、今週も値動き大きく振り回される展開となるでしょうか。
週末のハリケーン襲来の影響が懸念されたCMEも通常通り取引再開されていますね。



独CDU幹部が南欧の危機に見舞われている国々が保有する金の一部を売却すべきだと同国経済誌にコメント、という記事が出てました。ドイツが本当に3000トン以上の金準備を保有しているのか、というのも様々な憶測が飛び交うように訝しいですが、こういうこというとまたその議論が再燃しそうですね。

週末のBloomberg日本語版の記事にも少し記事になってましたが、26日にリリースされたBarclaysのレポート内容を少しご紹介。
先週のゴールドの急落について、金ETF25種の残高が1週間で56トンも減少したという点を指摘しながらも、8月を通じて見ればまだトータルで前月比ではプラスである。また最近のCOMEXのゴールドのファンド勢のポジション動向に関して、23日時点では前週からネットロングは縮小しており、取組高に占める比率も36%(前週は51%)と、「行き過ぎた水準ではない」と指摘しています。
短期的に大きく反発したものの、相場見通しは引き続き慎重であるべき、としながらも中期タームの見通しは強気だとし、その上で12年のゴールド相場は平均2000ドルに達するだろう、という見通しを示しています。まぁ大きく動じる必要なし、といったところでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿