NY市場、株安の流れを受けて午後にかけてゴールドは買われ終わってみれば1765ドル付近まで反発。まだまだ乱高下が続いています。
今週のテーマとなっている26日のジャクソンホールでのバーナンキFRB講演を前に、ヨーロッパでは今月に期限付きで導入した株の空売り禁止について、フランスとイタリア、スペインは措置の延長(スペイン、イタリアは9月末まで、フランスは11月まで)をそれぞれ発表。これをきっかけに欧州株式市場が一時パニック相場の様相を呈したことや、NY市場では朝方発表された新規失業保険申請者数が悪い内容だったこともあり、再び質への逃避とも取れる動きが活発となったようです。
とりあえず昨日のマーケットは根本的な市場のファンダメンタルズが改善されていない以上、悪い材料が出現すれば投資家のリスク許容の流れは容易に反転しうるということを示す動きといえるのでしょう。
そして、明けて26日のアジア市場。安値からは大きく切り返したものの、序盤は戻りを売りに来る動きは限られています。アジアのフィジカル勢はこの水準なら静かでしょうか。今週1850ドルオーバーの超高値圏でも需要期を前に本当の意味での現物需要からインド勢の買いが見られましたが、基本的には押し目で買ってくるという見方でいいような気がします。
序盤に大きな展開がなければ、NY市場までは様子見ムードが強まる可能性も考えられそうですね。
引き続き各社このタイミングで相場予想を訂正しています。
ABNアムロによる新しい見通しをご紹介。
ゴールドの来月の予想取引レンジは1830-1940ドル
来年以降の長期の相場見通しはアベレージで12年が1981ドル、13年2160ドル、14年2219ドル
そして15年2253ドル、とのこと。
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