週明けのNY市場でゴールドはさらに上昇。朝方やや売られる場面もあったものの、もはや節目ともいえない1900ドルのレベルをあっさりと上抜いています。夜間取引で先物が上昇していた株価が終盤、ゴールドマンのニュースなどを材料に金融株を中心に下落に転じたこと(GS株は4.7%下落し09年3月以来の安値、BOAも7%超下落)などからゴールドはCOMEXクローズ後に買われています。
兎にも角にも今週の市場の注目はジャクソンホールで26日に開催されるバーナンキ米FRB議長による講演であり、同イベントを消化するまでは不安定な相場模様が続きそうな予感。
さらなる追加緩和の可能性やFedがオペレーションツイスト実施するんじゃないかといった憶測まで飛び出していますが、さてどうなるでしょう。
その後の株式市場クローズ後、アジア市場オープン前にはさらに値を飛ばし、COMEXは一時1917ドルまで上昇。ただ、その後は徐々に地合いを軟化しており、東京時間AM10時過ぎには1900ドルを下回るまで水準を下げています。
Gold has pushed to a new record high amid concerns that the US and Eurozone economies might enter recession. Although physical selling has emerged in Asian markets, this has not been enough to stem gold’s upward momentum. Short term, we believe that gold should find support on dips and move higher — physical demand is strong on price dips but falls away on price rallies. Our strategic view remains unchanged: we continue to believe that gold will push higher into 2012.
昨日出ていたとある金融機関のレポートですが、上述の通りアジアのフィジカル勢は押し目での買い意欲はあるものの、流石にこの水準までくるとセラーサイドに回るようです。今朝の下げもこういった要因が一端を担っているのでしょう。
しかし最近発行されたレポート読んでると、各社とも短期的に調整局面入りは不可避、みたいな書き方しながらも来年までは現在のブル相場は継続、といった感じで結論はどこも同じ感じですね。
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