今朝のScotia Mocattaのレポート見ていたらテクニカルのサポートラインとして短期的には先週の高値、長期的には先週の安値を指摘してました。明らかなOverbought situationなだけにこういう解説しかできないですよね、やはり。
先日の日経にゴールドの価格が上昇するなかで国内からの輸出量が増えている、といった記事がありました。気になったので少し調べてみたのですが、所謂未加工品に限れば金の輸出量は前年と比べてみても、そう大きな差はないんですね。(下記参照)
まぁ周辺諸国が揃って金準備を増やしてる最中に前年比ほぼ同量を輸出していることに注目することは理解できますが・・・。
ただ、宝飾・工業品に代表されるような投資以外での需要について、国内での売れ行き、流通が滞れば決算月に国内商社は余計な在庫(管理コストや在庫評価等の問題があるので)を抱えるのを嫌がり、ロケーションスワップなり、Loco Londonのメタルアカウントへの直接持ち込みなどの方法で在庫量を絞るので、仕方ない面も大きいのですが。
ご参考までに。今週に入りUBS以外にもCitiが長期のゴールドの見通しを上方修正してました。
“We have increased our gold price forecasts to accommodate the impact that global financial tension is having on the metal now, and probably will have for the next 12 months. However, we expect those tensions and concerns to dissipate over time and do not believe that jewelry demand (which can be quite price sensitive) will be able to make up for the loss of investment demand when sovereign financial tension eases. For that reason we are forecasting gold to decline during the 2013-2015 period,”
だそうです。ちなみに見通しは
Citigroup analysts raised their estimates for gold prices to $1,650 an ounce on an average price for 2012.
By 2013 the bank sees gold prices averaging $1,500, 2014 prices are seen averaging $1,350 and in 2015 prices are seen at $1,250.
だそうです。やはり長期的にはベアとの見方。
もう5年ぐらいこんな見方がコンセンサスになってますね。価格水準はどんどん引き上がり、下落のタイミングもどんどん後ろにずれ込んでますが(笑)
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