2011年8月19日金曜日

止まらない上昇相場

【19日の貴金属市場】
金相場は過去最高値を更新。前日のNY市場では「世界経済に対する懸念から株価が大幅安となったことで逃避需要が高まった。(Bloomberg)」とのことだが、明け19日のマーケットでも前日のNY株の大幅安の余波を受けた株価下落に加えて、欧州の銀行は十分な資金を持ち合わせていないとの観測などのCDS市場の動向を眺め、さらに買いが膨らみアジア時間オープンからほぼ一本調子の上昇相場に。
超高値圏であるにもかかわらず、依然中国勢を中心とした現物買い需要が旺盛なことに加えて板が薄い時間帯にCOMEXに仕掛け的な買いが有ったことから値を飛ばし、さらにそれを見たLDN勢と見られる買いが日本時間PM4時以降に続いたことが背景。スポット市場は一時前日比40ドル超高となる1868ドル台でBidされる展開となった。
また、これに追随する形でその他貴金属も軒並み上昇。とりわけプラチナの上昇幅が大きい。TOCOMでの個人投資家を中心とした買い姿勢がやや強まったことで国内商社などのアービトラージ関連のスポット市場買いがその要因となった。

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