2011年11月3日木曜日

Market sentiment remain unchange, safe-haven demand underpinned... Gold

ゴールド、NY市場は日中乱高下もクローズにかけては値を戻す展開。ただ、明けて3日のアジア市場では再び売られ、現在1725ドル付近で推移。
前日1700ドル割れ目前まで一時急落したゴールドですが、FOMC待ちの様相のなかでこの日のNY市場ではジリジリ値を上げ高値では1745ドルまでありました。ただ、一気の水準切り上げとはならず、
FOMC声明が発表された直後には追加金融緩和観測が高まったことなどから一時20ドル超急落し1720ドルレベルまで下げる場面もありました。
ただ、この水準からさらに売り込む向きは見られず、と相変わらず底堅さは維持しています。
株価はバーナンキ議長のコメントなどを好感しこの日は反発、ただ混乱の沈静化に向けた動きが強まるとの期待から買われているのでしょうか、米国債市場も続伸と思惑がまだ交錯しているような印象を受ける動きとなっています。

ゴールドは市場全体がこのような動きのなかでやはり決め手となる売り材料もないことから、一時的に下げたものの、その後は買い戻されています。やはり目先はよほどのネガティブ材料が出現しない限りダウンサイドは限定的と見るべきでないでしょうか。
明けて3日のマーケットは国内は祝日休場。アジア市場全般に株価軟調な流れもあり、やや売られていますが、市場のセンチメントが大きく変わらない限り、やはり大きく下押す展開となれば積極的に押し目を拾っていくべき局面となるでしょう。

ちなみに株価は前週後半から再び下げましたが、ゴールドETF市場では今週も市場への資金流入は継続しています。2日はiSharesが前営業日から1.17万オンス増。ZKBも前週末時点で前週比で28万オンス増となっていましたが、この勢いに足許では陰りは見えないようです。


【Daily metals volume declines in Oct.11: CME Group 】
さて、先日TOCOMの月間出来高が前月から大きく減少したということを指摘しましたが、この流れは世界共通だというお話です。
CMEグループがリリースしたレポートによると、COMEX、NYMEX上場の各種メタルのトータルで見た出来高(月間平均)は10月、30.3万枚と前年同期比14%減。9月の45.3万枚からも大きく減少しました。3ヶ月移動平均でのアベレージは42.9万枚。9月の45.4万枚から減少したものの、8月の41.1万枚は上回りました。

CME Group metals volume averaged 303,000 contracts per day in Oct11, down 14% compared to 351,000 the same period last year, the exchange operator reports. On a sequential basis, the Oct. volume was also down from the Sep. average of 453,000 contracts per day. Meanwhile, the rolling three-month average was 429,000 contracts per day for the period ending in Oct., down from 454,000 for the period ending at the end of Sep but up from 411,000 for the period ending with Aug.     


いま本当に久々に統計を見て気づいたのですが、どうも最近、海外から多くの方が当ブログを訪問してくれているようです。嬉しい限りです。
 

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