2011年11月8日火曜日

トレンドをフォローすべき局面か

ゴールド、続伸し1790ドル台まで上昇。
アップサイドのトレンドが加速してきました。昨日のNY市場では1795ドルを上回る場面もあり、ひょっとしたら1800ドル超えトライもあるんでは、という予想が現実のものとなりました。市場全体に強気が支配しているというのは前週末に指摘しましたが、そのようなセンチメントのなかでトレンドが出始めるとやはり速いですね。COMEXでも結構菜勢いで買ってる輩がいるようです。
兎にも角にもイタリアに飛び火したユーロ債務危機に一定の改善、安定化の兆候が示されるまではFX市場でのユーロ安基調とともにゴールドの強含み推移は続きそうです。昨日の感じからすると、早晩1800ドル超えとなるのでしょう。とりあえず、1週間とかそういった超短期的タームではトレンドをフォローすべきと思います。
これまでにも指摘してきているように、バブル的に買われ始めている点には注意が必要ですが。

【In the near future, Italy sales Gold reserve assets??】
さて、イタリアの債務危機に対する懸念が本格化していますが、こういった状況のなか出て来たのが保有金準備の売却を勧める声。やはり、という感じがしますが独CDUなどからもこのような指摘がされているなどニュースになっていましたね。
イタリアは現在(11年10月時点)、2451.8トンの金準備を保有しており、これは欧州ではドイツに次ぎ2番目の金保有国となります。CBGA1-2の頃フランスは金準備の売却を進めた経緯がありますが、
追い込まれれば財源確保のため市中に売りに出される、ということもあるのでしょうか。

まぁ仮に実際に売られたとしても大したインパクトとはならない気がしますが、基本的に今年、来年は中央銀行はバイヤーサイドというのが市場コンセンサスとなっているだけに、これが覆ったときにどうなるか、ということがポイントでしょうね。

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