2011年9月30日金曜日

TOCOMの9月出来高は減少

ゴールド、底堅いですね。
なんだか10ドル程度の値動きで終わるの、アジアでも久しぶりな気がします。1620ドル台で底堅さを示した後、ロンドン市場オープン後は小幅に値を上げ現在1630ドル台で推移。
アジア株は総じて軟調となりましたが、旺盛な現物需要に加え月末要因などもあるのでしょうか、積極的に売ってくる向きはなかったようです。株価といえばMSCIアジア太平洋指数、四半期ベースで08年10-12月(第4四半期)以来の大幅安となるようです。今四半期はおよそ16%安、週間ベースでは今週は株価はプラスとなっているものの、今月も9.3%安とこうして見ると、損失補填でゴールドが売られるのもある意味やむなし、という気も少しします。

さて、月末の欧米市場はどうなるでしょうか。何となく感覚的には大きく売り込まれる可能性は低いように思うのですが、引き続き金融市場の動向に大きく振らされる流れは続きそうですね。

TOCOMでは引き続きゴールドは期中のポジション解消が続いてますね。2-3000oz程度なのでそんなに目立ちませんが、ここのところ毎日残玉が減ってます。1000oz(つまり31枚)単位くらいでポジション解消が進むくらい流動性があればもっとはっきりと動きを確認できるのでしょうが、この流れも海外市場の相場展開に変化がなければ来週も続くように思います。
また、プラチナもどうやら少しずつですがアービトラージのポジション解消(TOCOM買い、海外市場売りのオペレーション実施)が進んでるようですね。

【TOCOM total trading volume decline in Sep 2011】
TOCOMの9月の出来高が確定しました。
ゴールドの出来高は5年ぶりの高水準だった前月を25%減と大きく下回ったものの、今年2番目の高水準となる193万1203枚。貴金属銘柄全体でも前月比20%減の271万4385枚となりました。
金ミニが約3万枚、プラチナが2万枚くらい前月を下回ってますが、まぁゴールドが減ったことが大きな要因でしょう。8月が異常だったことを考えればそんなに悪くない数字ではないでしょうか。
今月の乱高下で投資家の方々が結構痛んでしまったと思われますが、来月以降どうなるでしょうか。

Attatched graph is TOCOM monthly trading volume in TOCOM.
Updated currently in Sep.!!  Pls see as follows

JCCH (Japan Commodity Clearing House) announced that total trading volume for precious metals declined in Sep., 2,714,385 contracts from 3,409,381 in Aug.
Gold (Standard contract) was 1,931,203 contracts lower about 25% from the previous month. Platinum also decreased 276,936 contracts than 297,018 in Aug.

底堅い流れ

ゴールド、NY市場は底堅い動きとなりました。
予想を上回る米新規失業保険申請者数の改善やドイツ下院議会がEFSFの拡充案を可決したことを好感し、欧州市場で金融株が堅調だったことなどが好感されたようです。フィッチがニュージーランドの格下げを発表したことで大きく上げた後、株価は伸び悩みましたが、ドル高の流れが続くなかでもゴールドは大きく売り込まれる展開とはならず、1600ドル付近でサポートされると終盤も1610ドル水準で推移しました。最近のなかでは小幅なレンジでの取引に終始といえる結果です。
ゴールドETFの保有残高はグローバルに減少傾向がまだ続いていますが、市場はこのまま徐々に落ち着きを取り戻すことになるのか、引き続きETF市場の動向は注目して見ていきたいところです。

明けて29日のマーケットですが、アジア市場の株高や引き続きアジア地域のゴールド現物需要の旺盛さを反映するように、序盤からゴールドは買われています。再び1630ドル台まで上昇、堅調です。ただ、これまでも指摘してきたように、現物市場はあくまで下支え要因にはなれど、積極的に上値を追うような材料ではありません。やはり本格的な基調回復となるには先物等のマーケットへの投資資金の流入再開を見る必要があるでしょう。
ただ逆説的ながら、短期的なポジション解消が止めば、実需がサポートする形でアジア市場では大きく崩れるリスクは後退すると見ることは出来るでしょう。エントリーが難しいタイミングであることは確かでしょうが、徐々にマーケットが底堅さを示すようであれば押し目でのロング積み増しの時機を見極めていきたいですね。

昨日の記事にてゴールドのアジアのプレミアが上がっていると書きましたが、少し詳述すると各地域で前週比で上昇が見られます。香港は前週$1.2-1.5レベルが今週に入り$2.0に、シンガポールも$0.90-1.2から$1.5といった具合です。香港のプレミアムは今春一時$3.5アッパーまで急騰したことがありましたが、それ以来の高水準となっています。
この辺の話についてはやはり池水さんが国内ではいちばん詳しいんでしょうか。Standard Bankは最近TOCOMもアクティブにトレードしていましたが、多少はこういうオーダーも関連してるのでしょうか、さっぱりわかりませんが。


【Japan PGM trade data - Platinum Import/Export in Aug】
というわけで昨日のゴールドに続きプラチナの統計です。
こちらはゴールドのように際立った動きはありませんでした。まぁ元来あまり重要視されるような統計ではないですし、こんなものかといった内容でしょうか。
国内輸出入のデータは未加工の輸入品の再輸出がカウントされないため実際の需給を掌握するという意味合いではほとんど当てにならないのが実際としてあります。というわけで大まかなトレンドを見る、というくらいでいた方がいいでしょう。

Following is a table detailing known Japan Platinum trade (Import/Export) in Aug 2011 

2011年9月29日木曜日

Increase Japan Gold export in Aug.

【Japan Gold trade data - raw gold export in Aug11】
財務省の貿易統計がアップデートされていました。
8月の金輸出です。未加工品のみの数値で作ってみました。
ここに来て相場急落により国内でもバーゲンハントの買いが見られるようです。国内の需給もタイト感が出てきているようです。とはいえ最高値更新の真っ只中だった8月はやはり国内勢はめった売り、輸出量もトータルでは09年12月以来の高水準となりました。
それにしてもロンドンやスイスに持ち込んでる以外に中国、アジアの需要の強さが伺える結果といえるでしょう。こちらも商社やSatadard等がメインプレイヤーでしょうか、香港に拠点を設けるHSBCやScotia Mocatta等も結構アクティブにビジネス展開してるようですが、今月分の統計、月前半と後半で全く別のマーケットになっているだけに数字に興味が湧きます。




















それにしても、有り難いことですが本ブログ、国内はもとよりアメリカやロシアなどの地域の方からも見て頂いているようです。
Twitterでフォロー頂いてる方も外人さんいらっしゃいますし、英文比率高めようかな・・・。

Gold just tracking EUR/USD move...

ゴールド、アジア市場朝方の下落から一転、1600ドル回復から1630ドル付近まで上昇しています。
きっかけは為替相場の動向でしょうか。ドイツ議会がこの日の採決で救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡充を承認するとの期待感を背景に、アジア市場でも午後から買われる展開となり、1時間に5ドル程度のペースでジリジリと水準を切り上げています。やはり短期的には為替相場、とりわけユーロドルの動向に左右されそうな感じです。
欧州株も序盤は底堅い動きを見せていますが、NY市場はどうなるでしょうか。引き続き上下50ドル程度は動きそうな状況だけに楽観視はしづらいところです。

TOCOMは目立った動きなく、海外市場の写真相場でしたね。引き続き期中のポジションが少し減ってましたが、大きく取組高は動いていませんでした。

【Will Paulson have to sell Gold?】
talk about the investment strategy of Paulson & Co.'s John Paulson、です。
今や泣く子も黙るポールソンもバンカメやらCiti株やらで8月は散々なパフォーマンスだったと関係者コメントが先日出てましたが、ゴールドは今年もこれまで20%近い運用成績出てるようです。そういえば元UBSの有名ストラテジストだったJohn Reade氏は現在はここのヴァイプレなんですよね。やたらタバコ吸ってたイメージばかりありますが、いい人なんですよ彼。
6月末時点でSPDRの7.4%と最大の保有者である彼らですが、その後の同ETFの残高推移を見ても、大きくポジション減らしているようなことは今のところなさそうですね。まぁ10月末まで決算に合わせてどう動いてくるのか、この後も注目だと思います。

Gold price bounced back as U.S Dollar rebounds

ゴールド、反落。
やっぱり一筋縄ではいきません。これまで指摘しているように足許のトレンドとして、ドル高では売られます。昨日も他主要コモディティが再び欧州債務危機からの逃避先を求める動きが圧迫要因となり下げる展開となるなかで中盤以降に地合いを悪化し、COMEXセツルメントは1618.10ドル。その後も株安が続くなかで下値をジリジリ切り下げました。
ゴールドETFはiSharesが4営業日連続で残高減となったと指摘しましたが、それ以外にもETF SecuritiesとNewgoldの2種で残高減ってましたね。昨日は上述3種でトータル8.5万オンス減。最大規模のSPDRは変動なしでしたが、果たして換金売りがこれで止むのか、引き続き注目して見ていきたいと思います。

明けて29日のアジア市場、さらに続落。早々に再び1600ドルを割り込み、一時1586ドル台まで2%超下げ、現在1610ドル付近で推移。この後アジア株が下げるようだとさらに下げるかもしれません。どうなるでしょうか。
TOCOMも海外市場が下げただけに寄付から売りが出ましたね。おそらく投げだと思いますが、さすがにこういった動きが続くと投資家マインドも低下してきているようです。商社等のアービトラージポジションの解消は今日も続いているかもしれません。

引き続き日替わり材料で金融市場の不安定な動きが続くなかでは大きな上昇は見込み難い状況のように思われます。足許のボラティリティの拡大や大きな幅での調整は結果的にその後の反動を大きくすると考えていますが、目下の為替相場との相関、カレンシー的要素ではなくコモディティ的側面から売られる現状を鑑み、慎重にポジション繰り進めるべき局面でしょう。


【COMEX Gold options set records – CME Group】
マーケットは乱高下していますが、オプション市場は相変わらず活況です。前週末時点のオプションのO/Iが過去最高を更新し、およそ150.9万枚まで拡大しています。先月末が約130万枚、7月が101万枚だったことを考えると、市場規模の拡大スピードの速さがよく分かりますね。
下のグラフは27日時点のアクティブマンスである12月限のポジション分布です。

2011年9月28日水曜日

IShares Gold Trust holdings decrease 4 days...

ゴールド、今日は底堅いですね。
最近の乱高下を見てると、まだこの後大きく動きそうな気がしてなりませんが、ロンドン市場までは金融市場が落ち着きを取り戻しつつあることを反映してか積極的に売ってくるような動きはなく、1645-1650ドル付近でサポートされ小幅なレンジで売り買いが交錯して展開しています。
発表された米国経済指標も8月の耐久財受注、前月比マイナスでしたが(0.1%減)、市場予想とほぼ一致した内容だったことからあまり材料視はされていないようです。FTが昨日、ギリシャ債権者の負担増要求したと報道したことについて、当局者がこれを否定したことなんかも心理的に安心感を広げる要因となったのでしょうか。 何にしても確り、といった具合です。   

TOCOMは市場取引参加者 自己玉 、つまり商社等当業者のショートが減ってましたね。3000枚程度とそれほどの規模ではないようですが、アービトラージのポジション一部解消しているのでしょうか。取組高を見る限りでは先限ではなく期中あたりが減ってるようですが。

さて、注目していたゴールドETFの残高推移です。iSharesが発表されましたが、また残高減ってました。前日比3.6万オンス減、昨日が7.8万、その前が1.6万オンス減…、これで4営業日連続で減少となりました。まだ暫く続くのでしょうか、今日のアジア、ロンドン市場の動きはそれを示唆するような感じではありませんでしたが、果たしてどうなるでしょうか。

ゴールドETFの資金流出が加速

NY市場はギリシャが国際支援の確保に必要な条件を満たすために欧州首脳らは域内債務の対策で合意に近づいているとの観測を好感し、株価はこの日も上昇。終盤上げ幅を縮小したものの、再び市場を悲観論が支配するような流れとはなっていません。
ゴールドもロンドンからの流れを引き継ぎ、1650ドル付近をサポートラインとして底堅い展開となりました。先週以降、再び為替相場(EUR/USD)との相関関係を強めて(順相関)いますが、この日はユーロが大きく売り込まれる展開とならなかったことから最近見られたような大口の売りもなかったようです。さて、この動きいつまで続くでしょうか、過去の推移を見るとだいたい1ヶ月程度は同じ方向に動きそうではあるのですが。

ただ、明けて28日のアジア市場、また売られています。
ドルが底堅いことや一部アジア株が下げていることなどが重しとなっているのでしょうか。戻り待ちの売りもあったようですが、序盤から徐々に値を下げ、現在1635ドル付近。動き始めると早いだけに判断が難しそうな局面ですね。


【Gold Holdings by Exchange-Traded Funds】
ゴールドETFの残高、まただいぶ減りましたね。27日時点の統計で前営業日比で27.8万オンス減。週間ベースだと約50万オンス減に達しています。中央銀行はおそらく下押そうが上値追いであろうが、そう大きく変わらず着実に保有金準備を増やし続けてるのでしょうが、流石にこれだけのボリュームになるとインパクトありますね。昨日は株価が底堅さを徐々に取り戻し始めているように見えるなか、果たしてどのタイミングにおいてゴールドETF市場の投資家の売りが止むのか、引き続き注目して見ていくべきでしょう。

というわけで、
Following is a table detailing known gold holdings by exchange-traded funds as of 27-Sep 2011 about 5:00 p.m. New York time