2011年12月20日火曜日

どうにかこうにか・・・

ゴールド1600ドル台前半で小動き。
ようやく1600ドルを回復、というかどうにかこうにか回復に至ったと見るべきでしょうか。
日経のWebサイトにも出てましたが、「有事の金」には動きませんね。
フィジカル勢は今日も静か。もう欧州勢と同様にクリスマスホリデー入りでもしてしまったのでしょうか。
今日のNY市場も何もなければ大きく動く可能性は・・・と見ていますが、さてどうなるでしょう。

しかしマーケットはほとんど方向感なく推移しましたが、先月も相変わらず中央銀行は買っていたようです。

Russia’s central bank boosted its gold holdings to 28.1 million troy ounces last month, from 28 million at the end of October. The stockpile was valued at $48.2 billion as of Dec. 1, compared with $48.6 billion a month earlier, Bank Rossii said on its website today.

だそうです。
小幅に思えますが10万オンスですからトン単位で買っている(≒3.1トン)ということです。
ロシアは今月も買っていそうですね、この感じだと。
ETFの残高は前週、週間ベースで10月以降で初めて前週比マイナスとなりましたが、それでもまだバイヤーはいる(おそらくまだ買っているであろう)ということは確認しておきたいところですね。


そういえば、TOCOMの決算が出ていました。
11年4-9月期の純損益は連結ベースで4800万円の黒字。
子会社の日本商品清算機構の手数料収入などが寄与したようですが、単体ベースでは、500万円の赤字とのこと。
8-9月にゴールドがあれだけ出来高を増やしたにもかかわらず(過去の記事を参照)、それでも赤字だそうです。このまま行くと後半も厳しそうですね。
先日のSHFEの外資誘致の動きもそうですが、もはやスポット市場さえCMEに取って変わられている現状。
これらとのアービトラージ機会の創出を見出すためにも新たな投資家の参入(国際価格との間に歪みを起こし得る独自の要因)が今後の活路を見出す上でも不可欠な状況です。

何かないですかねぇ、いきなりTOCOMにだけ資金が向いてしまうような材料・・・。

2011年12月19日月曜日

さて週明けのNY市場は

ゴールド1597ドル付近。
アジアでは株安の流れのなかで売られましたが、欧州市場に入り切り返してきました。
1600ドルを明確に上回ることで戻り基調に弾みが付くかどうか、この後のマーケットの動向に注目です。
しかし今日もアジアでは積極的に買うようなフィジカル勢の動きはなし。
こうなると“例年通り”なら年末まで静かなマーケットになる可能性もそろそろ念頭に置いて対応する必要に迫られそうです。
いずれにしても先ずは週明けのNY市場がどう出るか、でしょう。

2011年12月17日土曜日

CFTC COTR as of 13-Dec 2011

【CFTC CoTR as of 13-Dec11】
Following is a table detailing known investors holding positions in COMEX and NYMEX bullion futures according to CFTC CoTR as of 13-Dec 2011:


まだ難しい、底打ちの判断

ゴールド、小幅に反発し1600ドル付近。
テクニカルリバウンドで急反発とはなりませんでしたが、株価続伸のなかようやく下げ止まりました。
UBSのEdelが「押し目買いの好機」というようなコメント出したことなども好感されたようですね。
ただ、やはり欧州市場の動向市場全体が振り回されそうなセンチメントは変わっているとは判断し難い現状です。
長期的に見れば押し目は買いとの見方は変わらず、向こう数ヶ月を展望すれば来年前半にかけて底堅い流れは続くと見ていますが、来週もこちらの展開次第ではさらなる深押しの可能性もまだあると見ています。
週明けの市場の動向をよく見極めつつ、ポジション繰りを進めていくべき局面でしょう。


さて、毎週末に各社が発表しているサーベイ、最近Bloombergばかりだったので今回はkitcoのものを。
31人に質問、有効回答22人のうち14人が来週のゴールド価格について上昇を予想(8人が下落、横ばいはゼロ)という結果になったそうです。というわけで64%が上昇予想ということですね。
思い返せば先週も上昇予想、しかも数週間ぶりの強気見通しとなっていたなかでまさかの急落となったわけですが・・・。
テクニカル的に1562.5ドル、1530ドルといったサポートラインを週末に維持したことが評価されているということのようですが、この予想多分に願望的なものも入っているように感じます。、果たして今週はどうなるでしょうか。

また、ひとつ注目したいのはゴールドのリースレートが上昇していること。相場が大きく下げ、需要が高まる可能性があるだけに、こちらも年末にかけて動向を見ていきたいところです。

【Price defference between gold and platinum】
さて、ゴールドの国際価格が大きく下げたわけですが、これにより他市場との比較ではどうなっているかということでプラチナとの価格差推移を見てみます。
御存知の通り今秋のゴールド急騰以後、両者の価格差はゴールド>プラチナ価格の構図が定着化。一時は500円以上もゴールド価格が上回る局面もありました。
ヒストリカルに見ればセルゴールド、バイプラチナのスプレッドポジションを持ちたいところですが、早めにポジション取った場合、かなりロスが出ていることになります。
そして、足許のゴールド急落を受けてもプラチナ価格の下げも相応だったことからそこまで大きな修正は入っていないことが分かります。来年は再び両者の価格差が逆転、もしく急接近する場面はあるのでしょうか。
これも貴金属市場という個別の市場で見た場合、今年の大きな動きの一つであるといえるでしょうね。

2011年12月16日金曜日

今日は戻るか・・・

ゴールド、1600ドル回復しそうですね。
「Buy rumor, sell fact」が定石だったはずが、「Sell rumor....(scmanble to sell berfore further price fall)」といったようにIMFの金売却観測など予想されていたものが現実となりそうなことなどを材料として動きに加速度が付いてしまいました。
週末要因もあり、切り返すでしょうか。短期的に大きな戻りがあるかは不透明ですが、まだ個人的にはブルマーケットが終わったとは思っておりませんが。

今日もアジアではフィジカル系、インドなどからの買いは弱かったようです。
日経などにも出てましたが、以前から指摘してきましたがこれらは相場上昇のドライバーにはならないものの、下支え要因としては強力な材料です。
こういった動きが欠落すると容易に相場が元の水準を回復するのも難しくなるかもしれません。
まずは投資家の売りが止むかどうか、が注目となりますが、果たしていつ、どのタイミングでアジアの買いを取り戻すかも一般投資家野方はなかなかポイントを掴むのは難しいかもしれませんが、ニュース等々いろいろチェックしていくべきところでしょう。

【Paulson's Bright Spot May Fade Amid Gold Selloff 】
ポールソンファンド、またまた逆風にさらされていますね。市場も注目しているようです。

2011年12月12日月曜日

下げ止まれば・・・。

ゴールド、1700ドル割れからテクニカル売りなどをきっかけにさらに20ドル下落。
現在1779ドル付近で推移と週明けいきなり売られています。

うーん、どうなんでしょう。
この水準は市場が落ち着けば絶好の買い場になると思われますが、この後のNY市場で大きく買い戻されるか、はたまたさらに投げが入るのかどうか・・・。
タイミングを見極めつつエントリーの姿勢で臨みたい局面ではないでしょうか。

今日はアジアでは押し目で積極的に買う向きはなかったですが、実需が弱い弱いと言われつつもニュースなどを見てると香港から中国本土へのゴールド輸出量が10月に85.7トン、1-10月累計では286.8トン(前年の約3倍)と、文字通りとんでもない数量になっていると出ていました。
安値で買う意欲が続けばこういう動きもセントラルバンクの買い同様に支援材料視される可能性もあるだけに、先ずは市場全体の動向次第ながらも、この水準で下げ止まるかどうか見ていきたいところですね。


【Gold/Crude oil ratio would be...】
さて、たまには違うマーケットとの関係性を見ようと言うことでゴールドと原油市場の動きをみてみます。
以前はシーズナルトレンドがはっきり出るということでトレンドフォローで邦銀などの金融機関のトレーダーがポジションを持つこともあったようですが、最近は動きが極端だけになかなか難しくなっているようです。
とはいえ、基本的には方向性自体は出やすいので、倍率等々ポジション持ちにくいこともあるかと思いますが、引き続き両者の価格推移をウォッチしていくことはコモディティ投資という意味ではまだまだ重要なのではないかと思います。

しかし、どの程度まで縮まるのでしょう。
ゴールドの暴落か原油の上昇か、なかなかどちらもすぐには起こりそうな気はしませんが。

2011年12月11日日曜日

Think about Plat/Pall price ratio

さて、PGMについて少し考えてみようと思います。
今週の貴金属市場のパフォーマンスを見ると、唯一プラスとなったのがパラジウム。
過去5日間では6.5%弱の上昇で、1ヶ月で見ても約6%上昇と最近の堅調ぶりが目に付きます。
(ちなみにゴールドは過去1ヶ月では3%程度のマイナス、堅調に思える原油(WTI)でも4%程度の上昇。)
対してプラチナは過去1ヶ月で6%以上も下落しています。
ロシア政府からサプライ問題が直接的な材料、前月発表されたスイスの通関統計等がきっかけになったと見られますが、今週発表された南アのPGM生産(産出量)が前年比で27.3%減というような材料に対してプラチナが反応しないことを見ても、市場の関心がどこにあるのかが分かりますね。

ということでプラチナ:パラジウムのレシオはどうなっているのか、ということを見てみました。
もはや過去5年のアベレージに戻るようなことはないのではないか、と思える動き。数年前にはレシオが4を下回るような場面でテクニカル絡みの動きがきっかけでパラジウムが急騰したことがありましたが、もはやそういったトレードをしている向きもないようです。
前述の材料(懸念)がワイプアウトされるまで暫くはパラ強含みでの推移が続く可能性が高いと考えると、一時的にはレシオが2を下回る可能性もありそうですね。